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こんにちは、みどりです。 私は50代で、義父母の介護に関わっています。

今回は、義母が入居する施設を選んだときのことを書いてみたいと思います。 施設選びというと、費用や雰囲気、スタッフさんの対応など、気になることはいろいろありますよね。私たちも実際に複数の施設を見学して、かなり迷いました。

その中で、最終的に私たちがいちばん重視したのは「立地」でした。 でも、入居してみてから振り返ると、見学時には少し不安に感じていた点が、実は義母にとって大きな助けになっていたのです。今回はそのことを通して、施設見学では「トイレの構造」も必ず見ておいたほうがいいと感じたお話です。

立地で施設を選んだ理由

義母は要介護で、普段は車椅子を使っています。 施設を探すにあたっては、もちろん設備や費用も気になりましたが、最終的な決め手になったのは、夫の実家に近いことでした。

家族が通いやすい場所であることは、やはり大きいです。 何かあったときにすぐ行ける距離かどうか、面会に無理なく通えるかどうかは、入居後の安心感にもつながると思いました。いくら立派な施設でも、遠くて足が遠のいてしまうと、家族にとっても本人にとってもつらいものがあります。

見学した施設はそれぞれに良さがありました。 スタッフさんが丁寧だったり、建物が新しかったり、食事に工夫が見られたり。正直、どこも一長一短で、決め手がないまま見学を重ねていたような気もします。

そんな中で、「やっぱり通いやすさは大事だよね」という話になり、今の施設に決めました。 その時点では、私の中では完全に「立地で選んだ」という感覚でした。

見学時に気になったカーテン式トイレ

ただ、ひとつだけ引っかかっていたことがありました。 それが、トイレです。

見学した複数の施設の中で、今の施設だけ、トイレの仕切りが扉ではなくカーテン式になっていました。 それを見たとき、私は少し不安になりました。

「カーテンで大丈夫なのかな」 「やっぱりトイレはきちんと扉で仕切られていたほうが安心なのでは」 そんなふうに思ったのです。

トイレというのはプライバシーが気になる場所ですし、見た目の印象としても、扉があるほうが"ちゃんとしている"ように感じていました。 そのため、カーテン式というだけで、どこか簡易的な印象を持ってしまっていたのだと思います。

もちろん、その一点だけで候補から外すほどではありませんでした。 でも、見学から帰ってきたあとも、少し気になっていたのは事実です。

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入居してからわかった、カーテン式の良さ

ところが、入居後にその印象は大きく変わりました。 義母が、車椅子から自力でトイレに移れるようになったのです。

これは私にとって、かなり意外なことでした。 義母は介助が必要な場面も多いのですが、トイレについては、カーテン式だったことで動作がとてもやりやすくなっていたようです。

もし扉だったら、開ける、車椅子を動かす、閉めるという動作が必要になります。 車椅子を使っていると、この「扉の開閉」というのが案外大変です。扉を引いたり押したりしながら、自分の位置を調整して中に入るのは、思っている以上に負担があります。

その点、カーテンなら引くだけです。 扉のように開く方向を気にしなくていいですし、車椅子の位置取りもしやすい。義母にとっては、その違いがとても大きかったようでした。

結果として、トイレに行くたびに誰かを呼ばなくても、自分で動ける場面が増えました。 義母自身もそれを喜んでいて、「自分で行ける」ということが自信につながっているように見えます。

📝 みどりのひとこと

「扉がある方がちゃんとしている」という先入観は、介護の現場では必ずしも正しくないと感じました。車椅子での生活では、少しの動作のしやすさが、自立度を大きく左右します。見学の時には気づかなかったことが、暮らしてみてはじめてわかることがあります。

カーテン式トイレは、介助する側にも助かる

入居前は、カーテン式というだけで少し頼りなく感じていました。 でも今は、むしろよく考えられているつくりだったのだなと思っています。

車椅子で生活する方にとっては、少しの段差や少しの動作のしにくさが、大きな負担になることがあります。 扉があること自体は普通のことでも、車椅子ではその「普通」が難しい場合があるのですね。

そしてこれは、介助する側にとっても助かることでした。 義母が自分で動ける範囲が増えることで、毎回すべてを手伝わなくてもよくなります。もちろん見守りは必要ですが、介助の負担が少し軽くなるだけでも、気持ちの面でだいぶ違います。

何より、本人が「できること」を保てるのは大きいです。 介護をしていると、つい安全を優先して手を出しすぎてしまうことがあります。でも、少しの工夫で本人が自分でできることが増えるなら、そのほうが生活の質も上がるのではないかと感じました。

施設見学では「トイレの構造」も見たほうがいい

今回の経験を通して、施設見学では「トイレの構造」も必ず確認したほうがいいと思うようになりました。 広さや清潔さだけではなく、扉なのかカーテンなのか、車椅子で入りやすいか、移乗しやすいか、といった視点もとても大事です。

見学のときは、どうしても全体の雰囲気やスタッフさんの対応に目が向きやすいです。 それはもちろん大切なのですが、実際に暮らし始めると、毎日何度も使うトイレのような場所こそ、暮らしやすさを左右するのだと実感しました。

特に、車椅子を使っている方や、移乗動作に不安がある方の場合は、見た目の印象だけで判断しないほうがよいと思います。 私のように「扉のほうがきちんとしていて安心」と感じる人もいるかもしれませんが、使う人にとって本当に使いやすいかどうかは、また別の話でした。

💡 施設見学でトイレをチェックするポイント
  • 扉式かカーテン式か
  • 車椅子のまま入れる広さがあるか
  • トイレから便座への移乗スペースはあるか
  • 手すりの位置は使いやすいか
  • 緊急呼び出しボタンはあるか

まとめ

義母の施設を選んだとき、私たちは立地を重視して今の施設に決めました。 夫の実家に近く、通いやすいことがいちばんの理由でした。

ただ、入居してみてわかったのは、見学時には少し気になっていたカーテン式トイレが、義母にとって大きなメリットになっていたということです。 扉では難しかった動作が、カーテンならできる。たったそれだけの違いが、自力でトイレに行けることにつながりました。

施設選びでは、大きな条件ばかりに目が行きがちです。 でも実際には、こうした細かなつくりが、本人の暮らしやすさを大きく左右することがあります。

これから施設見学に行く方がいたら、ぜひトイレもよく見てみてください。 「扉かカーテンか」という点も、意外と大事なチェックポイントかもしれません。立地や費用と同じように、日々の生活動線のしやすさも、しっかり確認しておくと安心だと思います。

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