こんにちは、みどりです。 私は50代で、大阪でフルタイム勤務をしながら、義母の介護に関わってきました。
義母が入居しているコクファンへ面会に行くと、毎回少しずつ施設の様子が見えてきます。 見学のときにはわからなかった「ふだんの空気」が、何度か通ううちに見えてくるんですよね。 今日は、その中でも印象に残っている、ある土曜の朝のことを書いてみます。
土曜の朝、ロビーに普段より多くの方が座っていました
その日は土曜日の朝に面会へ行きました。 いつもの日曜日より、1階のロビーに座っているお年寄りの方が多いな、と最初に感じたんです。
みなさん、どこかに急ぐ様子ではないのですが、ただぼんやり待っている感じでもなく、落ち着いて座っておられました。 「今日は何か行事でもあるのかな」と思って、スタッフさんに聞いてみました。
すると、「デイサービスのお迎えを待っておられるんですよ」と教えていただきました。 そのとき私は、少し驚きました。 同じ建物に住んでいても、外部のデイサービスに通う方がいるのだと、そのとき初めてはっきり知ったからです。
サ高住の方は、外部のデイサービスに通えると知りました
私はそれまで、施設に入ると、その中のサービスだけで生活が完結するものだと思い込んでいたところがありました。 でもコクファンのようなサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では、必要に応じて外部の介護サービスを使える仕組みがあるそうです。
その光景を見て、私は「なるほど、だからロビーでお迎えを待っておられたのか」と納得しました。 家に住みながらデイサービスへ通うのと少し似ていますが、住まいは施設の中にありつつ、介護保険の居宅サービスとして外のデイサービスを使う、という形なんですね。
見学のときは、部屋の広さや費用、スタッフさんの雰囲気ばかりに目が行っていました。 でも、実際にはこういう「暮らし方の違い」もあるのだと、その場で初めて実感しました。
施設の「仕組み」は、見学だけではなかなかわかりません。面会を重ねて、スタッフさんに聞いて、少しずつわかってくることも多いです。気になることはどんどん聞いてみてよかったと思っています。
義母のいる特定施設とは、使えるサービスの考え方が違いました
一方で、義母は同じコクファンの中でも特定施設として入居しています。 ここは考え方が少し違っていて、介護が包括的に組み込まれているぶん、外部のデイサービスを利用することは基本的に前提ではありません。
- サ高住:住まいとして入居しながら、外部のデイサービスや訪問介護などを組み合わせて使える。必要なサービスを選ぶ自由度がある
- 特定施設:介護が施設内に包括されている。外部デイサービスの利用は別途対応が必要になる場合がある
- どちらが良いかは、本人の状態・希望・介護の必要度によって変わる
家族として感じる違いを、すごく簡単に言うと、 サ高住は「必要な外部サービスを組み合わせて暮らす住まい」、 特定施設は「施設の中で介護を受けながら暮らす形」に近いのだと思います。
義母の場合、もし外部のデイサービスを使おうとすると、感覚としては「別のサービスを追加する」話になります。 だから、ロビーでお迎えを待っておられる方々を見たとき、「ああ、あの方たちはサ高住の暮らし方なんだな」と、ようやく結びつきました。
同じ建物の中にいても、暮らし方はこんなに違うのだと思いました
あの日、ロビーで待っておられた方々は、どこか少し楽しみそうにも見えました。 もちろん、本当にどう感じておられたかはわかりません。 でも、住んでいる場所は同じでも、その日の過ごし方はずいぶん違うのだなと思いました。
施設に入ると、みんな同じような生活になるのだと、私はどこかで思っていたのかもしれません。 でも実際には、サ高住と特定施設では、サービスの受け方も、日中の過ごし方も、かなり違います。 同じ施設の中に二つの形があるというのは、ただ制度上そうなっているだけではなく、暮らし方の選択肢が二つあるということなんですよね。
あの日、ロビーでデイサービスのお迎えを待つ方々を見たことで、その意味がとてもよくわかりました。 義母には義母に合う形があり、別の方には別の方に合う形がある。 その違いが、あの土曜の朝のロビーにそのまま表れていたように思います。
サ高住と特定施設、どちらがいいかは本当に人それぞれでした
あの場面を見て、私は「サ高住のほうがいい」「特定施設のほうがいい」と単純に言えるものではないと、あらためて思いました。 元気なうちは、外部のデイサービスに通ったり、ケアマネさんや外のサービスを組み合わせたりできるサ高住の自由さが合う方もおられるでしょう。
一方で、義母のように介助が多く必要な状態になると、特定施設のように施設内で介護体制が整っている安心感も大きいです。 外に通う負担が少なく、日常の介護をまとめて見てもらえることは、家族にとってもありがたい部分があります。
結局のところ、どちらが合うかは、その方の状態や希望によるのだと思います。 そして、それを同じ建物や同じ運営の中で考えられるというのは、家族にとってかなり心強いことなのだと、私はその土曜の朝にしみじみ感じました。
まとめ
コクファンへ土曜の朝に面会に行ったとき、1階のロビーにいつもより多くの入居者さんが座っておられました。 理由を聞くと、外部のデイサービスのお迎えを待っているとのことでした。 そのとき私は、サ高住の方は外部のデイサービスに通えるのだと初めて実感しました。
義母のような特定施設の入居者は、介護が包括されているぶん、外部サービスは別の考え方になります。 だからこそ、サ高住と特定施設は、どちらが上という話ではなく、その人の状態や希望に合うかどうかが大事なのだと思いました。
同じ施設の中に二つの形がある意味を、私は入居後になってから少しずつ理解しました。 そして今は、それを知れたこと自体が、家族としての安心にもつながっている気がしています。
サ高住と特定施設の違いについては、こちらの記事にも書いています。あわせて読んでいただけるとより伝わると思います。